親不孝な娘
結婚して家庭を持って初めて感じていること。
「私はなんて親不孝なんだろう」
大好きで大嫌いであった両親。
私は子供の頃たくさん最低なことをして、傷つけるようなことをしてしまった。
私が悪いことをするたびに、どんどん厳しくなる家庭が嫌でしょうがなかった。
早く家を出たくてしょうがなかった。
厳しい決まりごとが嫌で、何度も何度も嘘を重ねた。
バレるたびに怒られて、また厳しくなって、また嘘をついた。
あの頃に戻ったらきっとまた同じことをしてしまうけど、今はすごく思う。
「なんであんなことをしてしまったんだろう」
親に向かって「死のうと思った」って言ったこと。
縁を切って家を出てきてしまったこと。
他にも後悔していることは沢山あるけど、この2つは特に「してはいけなかった」。
両親の気持ちを考えるだけで涙が止まらない。
でも今の私以上に、きっと見えないところで両親は辛い思いをしていたに違いない。
今は和解して話せるようになったけど、あの時の事実は消えないし。
本当に許してもらえてるのかも分からない。
もう昔のようには戻れないんだろうなって。
ただ、昔のことを思い出しては後悔している。
誰にも言えないけれど、両親に謝ることもできないけれど。
心の中で「ごめんなさい」を繰り返している。
私みたいな娘を産んで後悔していないかな。
後悔していないといいな。
ごめんなさい。も言えないようなダメな娘でごめんね。