お母さんのご飯

実家にいた時に食べたお母さんのご飯。

 

お母さんが作るご飯はいつも量が多かった。

お腹がパンパンに膨れるくらい沢山だった。

 

私以外の家族は食べるのが速くて、いつも私だけが最後まで食べていた。

お母さんが洗い物を終えてもまだ食べていた。

 

「量もう少し減らしてよ。」

 

と言っても量はあまり変わらなかった。

 

 

家庭を持った今になって、あの頃のお母さんの凄さが分かった。

2人分でさえ私は用意するのが大変なのに、家族全員分、毎日用意していたお母さんは凄かった。

 

「料理は得意じゃない」と言いながら、毎日美味しいご飯を用意してくれるお母さんは凄かった。

 

どれだけ大変だったんだろう。

もっと感謝して食べればよかった。

 

たまにじゃなくて、もっと家事を手伝ってあげればよかった。

たまに作る慣れない私の手料理を、美味しそうに食べてくれたお母さんが忘れられない。

 

 

 今はそんなに量は食べられないけれど。

また実家に帰ってお母さんのご飯を食べたいな。